車検の疑問

中古車は車検費用で長期的に損になる?

Posted on 2017-08-15

車を購入するときに中古車を選ぶと新車よりも安くなるメリットがあります。しかし、長期的な視野で考えると中古車の方が費用がかかってしまうリスクもあるので注意しましょう。車検費用を考えるとその理由がわかります。

新車よりも購入費用は安い中古車

製造されてから他の人が運転して使用してきたのが中古車であり、新車に比べるとその分だけ安く購入できます。新車として販売されている車種であっても既に買取をしてもらっている人もいる場合が多く、中古車店に行けば安い購入費用で買える場合もあるでしょう。しかし、そのような中古車を購入したときに本当に新車を購入したときとの差額がそのまま自分にとって利益になるのかはよく吟味しなければなりません。車に乗り続けるためには定期的に必要になる車検を通さなければなりませんが、中古車の場合には通りにくくなってしまうリスクがあります。ともすると新車を購入した方が十年後には安上がりだったと気づく場合もあるので注意しましょう。

中古車に必要な整備費用

中古車の方がかえって高くなってしまうケースとして整備費用がかさんでしまう場合があります。数年間は他のオーナーが運転してきているのが中古車であり、オーバーホールをして完全な整備状態になっていない限りは各所が老朽化しているのは確実です。新車に比べて部品交換が必要になりやすく、タイヤやブレーキパッド、ワイパーなどを交換していかないと安全に運転できる状態ではなくなってしまいます。比較的安い部品の交換だけで対応できる場合も多いですが、バッテリーやマフラーなどの様々なものを交換するようになってしまうと大幅に費用が上がってしまうでしょう。トータルで見ると数十万円に上ってしまって、中古車と新車の購入価格の差額を越えてしまう場合もあります。

長期的に生じ得るさらなる損失

中古車を購入してもうまくメンテナンスを行っていけば新車と同様に運転できるようになります。車検費用がやや高くなっても差額で見ればメリットが生じている場合もあるでしょう。しかし、さらに長期的に見ると大きな損失が生まれる可能性があるので注意が必要です。簡単に行える整備では安全に運転できる状態を維持できなくなって買い替えを検討しなければならなくなるのは車が消耗品である以上は仕方ありません。その時期が到来するのが早くなるのは必然と言えるでしょう。車検費用が高めになってしまっていた上に、購入サイクルも短くなってしまうため、全体として見ると大損をしてしまうリスクもあるのは中古車のデメリットとして覚えておかなければなりません。

Related Posts

 

Comment





Comment