ユーザー車検について

ユーザー車検と通常の車検とでは合格率が変わるって本当?

Posted on 2017-09-02

最もリーズナブルな価格で車検を通せるユーザー車検ですが、その合格率はどのくらいなのでしょうか。素人が車検場に車を持ち込んで検査すると操作がうまくいかなくて落ちてしまうことはあるのでしょうか。ユーザー車検の難易度やポイントについてご紹介します。

ユーザー車検の合格率は

ユーザー車検については、合格率の統計は取られていません。しかし、廃車したり車検切れで車を放置したりする以外は、車検に通さなければならないわけですから、限りなく100%に近い割合で車検に合格していると言えるでしょう。
しかし、何も車の整備をしないで車検場に車を持ち込んだ場合の合格率は低いです。車検は新車であれば3年後、その後は2年ごとに受けることになりますが、数年間車を走らせると、必ずどこかの調整が狂ってしまうからです。特にアライメントの調整などは、走行中に小さな石を踏んだだけでも狂ってしまうことがありますし、走行中の振動で、ヘッドライトの光軸が狂ってしまうこともあります。また、ヘッドライトの光量不足で落ちてしまうこともあります。

事前に整備を行えば合格率が高まる!

しかし、事前に車を整備しておけばユーザー車検でも必ず合格できます。車検を行う前の事前準備として、保安部品の動作状態や、タイヤの溝の状態、窓ガラスにヒビがないかなど外観検査をしておきましょう。内装についても、バックミラーやシートベルトの動作状態を確認し、メーターを確認することで警告表示灯が表示されていないかどうか確認しておく必要があります。その他、ワイパーの動作状態やウインドウォッシャー液が出るかどうかを確認し、ホーンが鳴ることも確認します。マフラーについては排気漏れがないかを確認し、漏れているようであればパテなどにて修復しておきましょう。下回りについては、油漏れが無いかどうかを確認しておきます。このような簡単なチェックをしておくだけで、合格率は上がります。

予備車検場を利用すれば確実に合格できる

車検場のそばには、民間の予備車検場と呼ばれる施設があります。民間の施設のため有料にはなってしまいますが、車検に合格するためのチェック項目をすべてチェックすることができます。さらには、予備車検場のスタッフが各種調整まで行ってくれます。
この施設で行える代表的な試験としては、ライトの光軸測定と光量の測定です。光軸がずれている場合には、スタッフが光軸を直してくれます。アライメントの調整具合がわかるサイドスリップ測定でも規格に通らないようであればスタッフが調整を行なってくれます。サイドスリップ測定では、走行距離が多い車や悪路を走ることが多い車は規格を外れている場合が多いです。
これらの、測定や調整をあらかじめ行なっておけば、車検場での車の操作はさほど難しくありませんので、必ず合格できるでしょう。

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