車検の豆知識

車検工場は指定工場が信頼されやすい理由

Posted on 2017-08-17

車検工場として指定工場と認証工場がありますが、どちらを選ぶのがより良い検査を行って安心して運転できる整備を行ってくれるのでしょうか。指定工場の方が良いという考え方が本当に正しいのかどうかを考察してみましょう。

認証工場と指定工場の違いとは

車検工場として利用できる工場には認証工場と指定工場があります。ランク付けをするのであれば指定工場は認証工場の上位に当たるのは確かです。認証工場は地方運輸局長の認証を受けている工場として、自動車の分解整備を行える設備やスペースを有しています。自動車整備士として国家試験に合格していなければならず、その等級も二級以上である人がいなければなりません。このように定められている認証工場の中で、さらに一定の基準を満たしていると指定工場として認められます。車検を行うための検査ラインを持っているのが要件の一つとして定められていて車検を行うのに適した工場となっているのは確かでしょう。この観点から見ると指定工場がワンランク上の車検工場と言えます。

指定工場が信頼されやすい理由とは

認証工場の上位に指定工場があるとわかるとそれだけでも車検工場として指定工場がより信頼できると考える人も多いでしょう。設備面からも信頼性が高いと言えるのは確かです。定められている基準を満たしている検査ラインを設置していなければならないため、検査内容が充実していると期待できるでしょう。指定工場になると基準を満たさなくなったときには営業停止処分を受けるという面もあり、常に高い品質での検査を行ってくれます。厳しい検査を行う点から信頼できる整備もして車検を通してくれるだろうと推察できるでしょう。このような点から指定工場は認証工場に比べて信頼されやすい傾向があります。しかし、安易に比較してしまわない方が良いかもしれません。

認証工場でも優秀な工場はある

認証工場から指定工場になるためには厳しい基準を満たす必要があるだけでなく、指定を受けるために申請をしなければなりません。たまたま基準を下回ってしまった影響で営業できなくなるリスクもある点を考慮すると、あえて申請しないで認証工場のまま経営するという判断を下す場合もあります。そのため、認証工場であっても指定工場と同等かそれ以上の品質の車検を行ってくれる場合もある点には留意しておきましょう。必ずしも一概に指定工場が認証工場よりも優れていると言えるわけではありません。整備士の必要性などの要件は必ず満たしているのが認証工場であり、少なくとも最低限の車検の技術も持ち合わせています。本当に信頼できるかどうかは実際に相談してみるとはっきりとするでしょう。

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